吉見百穴
不思議スポットで遺跡デート
吉見百穴は古墳時代の末期6世紀末〜世紀末に造られた横穴墓で、大正12年に国の史跡に指定された国指定遺跡。岩肌に無数の穴が開いた奇観は一度見たら忘れることができない。219の穴が開けられており、横穴は3室、棺を納める玄室の広さは3平方メートルほど。横穴墓は丘陵や台地の斜面を掘削して墓としたものであるが、死者が埋葬された主体部の構造は古墳時代後期の横穴式石室とほとんど同じである。この穴の数ヶ所には、緑色の光りを放つ天然記念物のヒカリゴケが自生している。
ヒカリゴケで神秘デート
ヒカリゴケはコケ類の一種であり、緑色の光を放出しているように見えるところから、この名がついている。ヒカリゴケの生育には、一定の気温と湿度を保つ環境に恵まれることが必要で、この条件に合った吉見百穴の横穴墓内にはヒカリゴケが自生している。ヒカリゴケは一般的に中部以北の山地に見られるが、関東平野に生育していることは植物学上極めて貴重である。不思議なものを一緒に体感して、古代の謎にふれてみるのもおもしろいかもしれない。
- 住所:埼玉県比企郡吉見町北吉見
- 電話番号:
- 営業時間:8:30〜17:00、無休
オススメの時間: - 定休日:
- 料金:大人300円
- カテゴリー:
- 駐車所: